改訂版『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』が発売されました

相続税相談の現場から

2024年6月3日に、改訂版『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』が発売されました。

2014年に初版を発行し、今年で10年の節目を迎えます。

多くのみなさまに手に取っていただいたおかげで、増刷と改訂を重ね

累計87万部を突破しました。

今回の改訂では

・ 相続土地国庫帰属制度の新設
・ 相続登記の義務化と相続人申告登記制度の新設
・ 戸籍の広域交付制度の開始
・ 相続税の生前贈与加算が3年から7年に延長
・ 相続時精算課税贈与に110万円の基礎控除が新設
・ 分譲マンションの評価方法の改正

といった、近年の重要な相続関係の改正を数多く盛り込んでいます。

また近年、ご相談が増えている
サブスクやSNSアカウント、電子マネーなどのデジタル遺品についても加筆しました。

執筆は、10年間、ずっと変わらず
友人同士でもある、司法書士・税理士・社会保険労務士の女性3人が担当し

そして、書籍全体を
司法書士の児島充さんがもれなく見てくださっています(コジさん、いつもありがとう!!)

少しでも読者のみなさまの役に立つよう
限られたページの中で、著者一同、工夫を凝らして執筆していますので

身近な人の相続が気になる方、死後の手続きに不安をお持ちの方など、ご興味のある方は
お手に取って頂けたらうれしいです。

-相続税相談の現場から

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