相続のエキスパート

福田真弓税理士事務所相続・家族・財産・カウンセリング

人生に、サステナブルな豊かさと心の健康を

Sustainable wealth and mental health

研究へのご協力のお願い

【研究協力者の募集、終了しました】

計19名の方から貴重なお話をお伺いできました。
お問い合わせ・ご協力下さったみなさま、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

研究の概要

研究協力者を募集しています。
過去10年以内(おおむね2010年以降)に父親を亡くされた方を対象に、ご自身の遺産相続の経験についてお聞かせいただきたいと考えています。

研究責任者・研究分担者

責任者:筑波大学人間系 教授 岡田 昌毅
分担者:筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 カウンセリング学位プログラム
博士前期課程2年 福田 真弓

対象者

・過去10年以内に、子の立場で母ときょうだいと共に父の遺産相続を経験された方
・相続の経験を通じて自分自身や家族について何らかの気持ちの葛藤があった方。程度は問いません。
・対面またはオンラインで60~90分のインタビューに応じて下さる方
・年齢、性別、財産額の多寡、相続税の課税の有無は問いません。

時期

2021年6月23日(水)~9月末(予定)
※筑波大学人間系研究倫理委員会東京地区委員会の承認(東2021-17)後に実施する予定です。

内容

遺産相続の概要、家族の歴史や相続の経験を通じた家族関係の変化、当時のご自身の気持ちやその後の変化、周囲の支援者の関わりなどにつき、面接項目表の質問をベースに自由にお話いただく予定です。

方法

対面またはオンラインによる60分~90分間のインタビュー(基本60分、最大90分)

場所 ※対面の場合

ご協力者指定の場所、または研究分担者事務所(千代田区九段南3-8-10 いちご九段南ビル11階)

謝礼

薄謝(Amazonギフト券)

応募方法

本HPの問い合わせフォーム、または「お名前・電話番号・お父様の亡くなった年・相続人の構成」を記載の上、メール(s2040223@s.tsukuba.ac.jp)にてご連絡ください。

プライバシーの保護・倫理的配慮

・面接内容や個人情報については守秘義務を遵守します。
・面接時のメモや録音の管理には細心の注意を払い、研究終了後一定期間経過後に廃棄します。
・面接結果はプライバシーに配慮した処理をした上で、学会発表や学会誌に発表する可能性がありますが、その際には個人が特定できない形態で行います。
・回答したくない質問には回答いただく必要はありません。
・回答を途中で止めても、またインタビュー後にご協力を撤回しても、いかなる不利益も生じません。
・時節柄、マスク、換気、検温、消毒液の準備などコロナ感染症に対する予防対策を徹底いたします。

研究目的

本ページをご覧いただきありがとうございます。
ここでは、私が「なぜ」「何のために」この研究を行うかについて説明させていただきます。

この世に生を受けたからには、誰でも必ず「親」がいますよね。
つまり、親の介護や看取り、死後の諸手続きは誰もが直面する問題です。

でも現状、親亡き後の子への心理面の支援は不足しています。例えば、医療機関による遺族ケアは診療報酬の対象ではなく、あくまでボランティア(無償)として行われています。

家族の死は人生最大のストレッサーで、ストレッサーは精神的健康と関連があることが明らかになっているにもかかわらず、です。

死のストレッサーは、死の悲しみそのものの「一次的ストレッサー」と死に関連して生じる「二次的ストレッサー」に区別されます。遺産相続を含む死後の雑事は、親族との対立、経済的困難、不適応なサポートなどと共に「二次的ストレッサー」に含まれるとされています。

私が共著で執筆した『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』がベストセラーになったことからも、二次的ストレッサーへの不安はとても大きいことがうかがえます。

がんで家族を亡くした遺族の心理を対象とした研究でも、死後の諸手続き、納骨、遺品整理、遺産相続といった実務面への不安が多数抽出されていたそうです。

そんな中でも「遺産相続」は、親子・兄弟間の金銭的利害が直接対立します。

必ずしも争いが生じるわけではありません。
でも家族関係は良好でも、役所や金融機関、専門家の対応に不満を抱いたり憤りを感じたりするかもしれません。それに、父の死の直後から遺産相続の問題に対処するのは、遺族にとって心理的な負担が大きく、大なり小なり意見の相違や感情のすれ違いが生じることも珍しくないと思います。

しかし、遺産相続時の相続人への心理面での支援の必要性は、あまり認識されていないようです。
そして、相続人の方々の心理的な葛藤やその移り変わり、そして私を含め遺産相続の実務を担う専門家や各機関が果たすべき心理的支援の方向性やあるべき姿はまだ明らかにされていません。

このような長年の問題意識から、父の遺産相続における子の心理的葛藤について、ご自身の人生観や家族関係などを当事者に伺いながら、その構造やプロセスについて検討したいと思うようになりました。

将来的にはこの研究を、遺産相続の実務を支援する者における心理的支援のあり方の示唆とすることを目指しています。AI化が進んでも、人の心に寄り添うケアは生身の人間の存在意義になると考えているからです。

上記趣旨をご理解の上、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。